NEWS
エアコン工事の必須知識|施工ミスを防ぎ高品質な工事を実現
2025.03.14ブログ
エアコン工事は、ただ機器を取り付けるだけではなく、冷媒の循環や電気配線、排水処理など、多くの工程が関わる専門的な作業です。
適切な手順を守らなければ、冷房の効きが悪くなったり、水漏れやガス漏れが発生したりする可能性があります。
この記事では、エアコン工事の基本的な知識と、施工の際に注意すべきポイントについて詳しく解説いたします。
- エアコンの設置前に確認すべきこと
エアコンを取り付ける前に、まず設置場所の条件を確認することが重要です。
特に、壁の強度や電源の有無、室外機の設置場所などを事前にチェックする必要があります。
設置する壁の強度については、木造やマンションの場合に特に注意が必要です。壁が弱いと、エアコンの重量に耐えられず、落下や損傷のリスクが高まります。補強が必要な場合は、あらかじめ施工計画を立てて対応しなければなりません。また、エアコン専用の電源がない場合は、電気工事が必要になります。一般家庭用のエアコンなら100Vの電源が多いですが、業務用や高出力の機種では200Vの専用回路が必要になるため、電気工事士の資格を持った技術者に依頼する必要があります。
室外機の設置場所についても慎重に選ばなければなりません。
直射日光が当たる場所に設置すると冷房効率が低下するため、できるだけ日陰に設置するのが理想的です。また、風通しの悪い場所では熱交換がうまくいかず、エアコンの性能が低下する可能性があります。ベランダや庭、屋根の上に設置する場合は、防振ゴムを使用して振動や騒音を抑える工夫をするとよいでしょう。
- 室内機の取り付けと配管の施工
エアコンの室内機を取り付ける際には、水平をしっかりと確認しながら固定することが大切です。
傾いていると、冷媒の流れが悪くなったり、ドレンホースの排水がうまくいかなくなったりするため、注意が必要です。取り付け位置が決まったら、壁に専用の金具を取り付け、しっかりと固定します。
配管作業では、冷媒管・電源配線・ドレンホースを適切に配置しなければなりません。冷媒管はエアコンの性能に直結するため、できるだけ短くし、無駄な曲げを作らないようにすることが重要です。
配管が長くなりすぎると、冷媒の循環効率が悪くなり、冷房の効きが低下する原因になります。また、配管の接続部分にはフレア加工が必要ですが、この加工が不十分だとガス漏れの原因となるため、慎重に作業を行います。
電源配線も重要なポイントの一つです。エアコンの電源は、壁のコンセントに直接差し込む場合が多いですが、専用のブレーカーが必要なケースもあります。配線を間違えると故障や発火の危険性があるため、確実に作業を進めることが求められます。
- 室外機の設置と配管接続
室外機の設置では、設置場所の環境がエアコンの性能に大きく影響します。
風通しが悪い場所では、熱交換がうまくいかず、冷房効率が低下します。また、直射日光が当たり続けると、室外機が過熱し、エアコンの負荷が増えるため、できるだけ日陰に設置するのが理想的です。
室外機を固定する際には、防振ゴムを使い、振動が伝わらないように工夫することが重要です。
地面に直接設置する場合は、水平を保つためにブロックを使用することもあります。壁掛け設置の場合は、強度のあるアンカーを使用し、しっかりと固定することが大切です。
配管の接続は、冷媒管・電源線・ドレンホースを正しく配置し、各部分が適切に固定されているかを確認しながら進めます。
特に冷媒管の接続部は、フレア加工を丁寧に行い、ガス漏れが発生しないように注意しなければなりません。
- 真空引きと試運転の重要性
エアコンを取り付けた後、冷媒管内の空気や水分を取り除く「真空引き」という作業を行います。
この工程を省略したり、不完全な状態で作業を終えると、冷媒の循環が悪くなり、エアコンの性能が大幅に低下する可能性があります。
真空ポンプを使用し、最低でも15〜20分はしっかりと真空状態を維持することが推奨されます。
真空引きが完了したら、電源を入れて試運転を行います。エアコンが正常に動作するかを確認し、冷房や暖房が適切に機能しているかをチェックします。
異音がないか、冷媒ガスが漏れていないか、排水がスムーズに行われているかを細かく点検し、問題がなければ施工完了となります。
- 施工トラブルを防ぐためのポイント
エアコン工事では、施工ミスがトラブルの原因となることが多いです。
特に、水漏れや冷媒ガスの漏れはよく発生する問題です。水漏れの主な原因は、ドレンホースの勾配が不適切であることや、室内機が傾いて設置されていることにあります。
これを防ぐためには、水平器を使って設置位置を調整し、ドレンホースがスムーズに排水できるようにすることが重要です。
冷媒ガスの漏れは、フレア加工の不備や締め付け不足が原因となることが多いです。トルクレンチを使用し、適切な力で接続部を締めることで、ガス漏れを防ぐことができます。
電源工事に関しても、誤った配線が故障や発火の原因となることがあります。
特に200Vの機種を取り付ける場合は、資格を持った技術者が作業を行うべきです。
まとめ
エアコン工事は、多くの技術と知識が必要な作業です。
設置場所の確認から室内機・室外機の取り付け、配管接続、真空引き、試運転といった各工程を正しく行うことで、
安全で快適な空調環境を提供できます。
施工ミスを防ぐためには、経験を積みながら技術を磨くことが大切です。
確実な施工を行い、信頼されるエアコン技術者を目指しましょう。
この度は、株式会社リアライトのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社の社名「Realite」は、「達成・実現する(Realization)」と「協力や団結(Unite)」を組み合わせた造語で、
協力業者様や取引先様と協力し、共に目標や夢を実現していくという思いが込められています。
私たちは、ただ現状に満足するのではなく、常に未来を見据え、協力業者様や取引先様の皆様と共に成長し続けていくことを目指しています。
近年のエアコン工事業界はニーズの変化や法改正により、目まぐるしい速さで変化していますが、その変化に柔軟に対応し、協力業者様や取引先様と力を合わせ共に成長することで、未来に向けた新しい価値を創り出すことを目指しています。
だからこそ、私たちは「Realite」という考えのもと、未来に向けて皆様と共に団結し、協力業者様や取引先様の皆様にとって弊社と取引をして良かったとご満足いただけるよう、日々さらなる高みを目指し、決して立ち止まることなく突き進んでまいります。
全国のエアコン工事協力業者様を募集しています。
お気軽にご応募ください!お待ちしております!
電話番号:052-737-9988
お問合せ:https://realite.co.jp/contact