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猛暑日にエアコンが効かない?室外機トラブルの原因と防止策
2025.08.28ブログ
真夏の猛暑日、お客様から「急にエアコンが冷えなくなった」「風は出ているけど部屋が涼しくならない」という連絡を受けた経験はありませんか。実はこの時期特有の室外機トラブルが原因で、エアコンの冷房性能が落ちたり、最悪の場合は完全に停止してしまうことがあります。施工業者としては、なぜこうした現象が起こるのかを理解し、事前に対策を取ることが非常に大切です。今回は、猛暑日に室外機がトラブルを起こす理由と、防止策について詳しく解説していきます。
室外機が冷えなくなる仕組み
エアコンの室外機は、冷媒ガスを圧縮・循環させながら屋外に熱を放出する重要な役割を担っています。ところが外気温が35℃を超えるような猛暑日では、放熱効率が極端に低下し、冷媒の温度と圧力が急上昇します。これが一定の範囲を超えると「安全装置」が作動してコンプレッサーが停止してしまうのです。
さらに、直射日光にさらされたり、コンクリートの照り返しで周囲の気温が上がると、室外機の表面は50℃を超えることもあります。この状態ではファンが全力で回っても十分な放熱ができず、エアコンが冷えない原因になります。これが続くと「冷えない」「突然止まる」というトラブルに直結するのです。
ありがちな設置環境の落とし穴
施工現場でよく見かけるのが、狭いスペースに無理やり設置された室外機です。壁や塀に囲まれていると、排熱された空気が逃げ場を失い、再び室外機に吸い込まれる「ショートサーキット現象」が起こります。この状態では本来の性能が発揮できず、夏場に停止するリスクが高まります。
また、室外機の前に物を置いてしまうケースや、植木で囲まれているケースも同様に放熱の妨げになります。施工業者としては、設置場所の環境を見極めることが非常に重要であり、「スペースが足りないから仕方ない」と妥協してしまうと、後々トラブルにつながる可能性が高いのです。
お客様からの信頼を守るために必要なこと
猛暑での室外機停止は、一見すると「工事不良」に見えてしまうことがあります。特にお客様からすれば「昨日までは問題なかったのに、なぜ今日急に止まったのか」と不満を持つのも無理はありません。そこで施工業者は、施工時にあらかじめ「夏場は高温で室外機が停止することがある」というリスクを説明しておくことが大切です。
事前に情報を伝えておくだけで、お客様の安心感は大きく変わります。施工業者としての信頼を守るだけでなく、次の案件や紹介にもつながる重要なポイントになります。
室外機トラブルを防ぐ具体的な方法
- 設置場所の工夫
可能な限り直射日光を避け、風通しの良い場所に設置することが基本です。どうしても西日や南日の強い場所しか選べない場合は、遮光ネットやアルミボードで日差しを遮り、風の流れを確保することが効果的です。
- 定期的な清掃
フィルターや熱交換器の汚れは、夏場のトラブルを招く大きな要因です。ホコリやゴミが付着することで放熱効率が下がり、冷媒の圧力が上昇します。施工時に清掃の重要性を伝え、定期的なメンテナンスを提案することは業者としての付加価値にもつながります。
- 十分なスペースの確保
室外機の周囲に空間を持たせることで、熱がこもりにくくなります。壁際に設置する場合でも、最低でも10cm以上、できれば30cm以上のスペースを確保すると安心です。複数台を並べる場合は、互いの熱気が干渉しないように配置を工夫することが求められます。
- 部品の劣化チェック
ファンモーターやコンプレッサーは、猛暑による高負荷で故障しやすくなる部品です。点検の際には異音や振動の有無を確認し、必要に応じて早めに交換することがトラブル予防につながります。
- 緊急時の応急処置
どうしても動かない場合は、電源を一度落として休ませることで回復することがあります。また、慎重に室外機を冷やすことで一時的に復旧するケースもありますが、根本的な解決にはならないため、最終的には修理や部品交換が必要になることをお客様に伝えておくと安心です。
猛暑対策は業者の評価を高めるチャンス
猛暑日という過酷な環境は、施工業者にとって試練であると同時にチャンスでもあります。トラブルを未然に防ぐ工事や、万が一の際の適切な対応ができる業者は、お客様から強い信頼を得ることができます。さらに、協力業者募集や業務委託の契約においても「トラブル対応力のある業者」として高く評価され、仕事量の安定にもつながります。
エアコン工事は取り付けるだけでなく、その後のトラブル予防まで考えられる業者こそが求められています。猛暑対策をしっかり意識した施工を行うことで、「この会社に任せたい」と思ってもらえる存在になれるのです。
まとめ
真夏の猛暑は、室外機にとって最大の試練です。放熱効率の低下による高圧カット、安全装置の作動、設置環境の問題など、さまざまな要因が重なってエアコンの性能低下や停止を招きます。施工業者としては、設置環境の工夫、清掃とメンテナンスの提案、部品の劣化チェックなど、現場でできる対策を徹底することが欠かせません。
お客様の快適な生活を守るために、そして業者自身の信頼を高めるために、猛暑対策を常に意識した工事を実践していきましょう。まだまだ暑い日が続きますが、しっかり準備を整えて乗り越えていきたいですね。
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