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エアコン工事で防ぎたい“見えない漏れトラブル” ――長く信頼される職人になるための施工品質の磨き方
2025.11.18ブログ
エアコン工事の仕事をしていると、どれだけ丁寧に仕上げても避けて通れないのが、後から発覚するガス漏れや水漏れ、そして結露による壁内トラブルといった“見えない漏れ問題”です。施工した当日はまったく問題がなく、お客様も満足しているのに、数日経ってから冷えが悪くなったり、水が垂れてくるようになったりするケースは珍しくありません。再工事は精神的にも負担が大きく、元請けからの評価にも直結するため、多くの業者さんが最も避けたいトラブルのひとつです。今回は、こういった後から起きるトラブルをゼロに近づけるために、現場で意識すべき具体的なポイントをじっくり掘り下げていきます。
ガス漏れを確実に防ぐために必要な“仕上がりのこだわり”
ガス漏れはエアコンの不具合の中でも最も厄介で、施工不良が原因になる場合がほとんどです。フレア面の割れや荒れ、角度の不適正、締め込み不足など、ほんの数ミリのズレが後になって大きなトラブルとなって返ってきます。とくに繁忙期は作業スピードが上がりがちで、ついチェックを簡略化してしまい、後々ガス漏れにつながるというケースが起きやすいです。
ガス漏れを確実に防ぎたいなら、フレア加工の段階で“仕上がりチェックを当たり前にすること”が重要です。面の光り方、触ったときの滑らかさ、割れの有無を丁寧に確認し、微妙に気になる部分があれば迷わず作り直す。このひと手間を惜しまない姿勢が、結果として大きな安心感を生みます。また、トルクレンチを使って規定トルクで締めることは基本中の基本ですが、実際の現場ではつい感覚で締めてしまう職人さんも多く、そこが事故の原因にもなります。
忙しい時ほど基本を徹底する。これがガス漏れゼロの現場を作るための最大のポイントです。
水漏れを招く“ドレンの落とし穴”と確実な対処方法
水漏れは、お客様にとって最もストレスの強いトラブルです。床が濡れたり、壁紙が変色したりと被害が目に見えて分かりやすいため、クレームにもなりやすいのが特徴です。原因は多岐にわたりますが、最も多いのが“ドレン勾配の不足”と“ホースの状態不良”によるものです。
施工時にしっかり勾配を取ったつもりでも、小さな段差やホースのたるみによりサイフォン現象が起きてしまうケースがあります。また、長すぎるドレンホースが垂れ下がって水が溜まってしまうことで逆流が起きることも珍しくありません。さらに、窓サッシ沿いに通したホースが外の熱気で膨張し、水の流れが悪くなるといった微妙な環境の変化でも水漏れは発生します。
水漏れ対策で重要なのは、見た目の確認だけでなく、施工後に実際に水を流してチェックする習慣です。ドレンテストはわずか数十秒で終わりますが、それによって再工事を大幅に減らすことができます。特にマンション、隠ぺい配管、配管距離が長い現場では、この確認が“最後の砦”になります。
結露による見えないダメージを防ぐための保温処理
結露の厄介な点は“気づきにくい”というところにあります。配管の保温材が劣化していたり、施工時の巻きが不十分だったりすると、運転するたびにわずかに水気が生まれ、それが壁内に蓄積してクロス剥がれや腐食の原因となります。特に真夏の冷房運転は配管が一気に冷えるため、保温材の処理が甘いとすぐに結露します。
結露を防ぐには、まず保温材の隙間をゼロにする意識が不可欠です。継ぎ目、曲がり角、細い部分など、ひとつでも薄い部分があるとそこから結露が始まります。屋外配管はさらに気温差が激しいため、二重巻きをすることで耐久性も大きく高まります。結露は“巻いていれば大丈夫”ではなく、“どれだけ丁寧に巻いたか”で結果が決まります。
丁寧な保温処理は、普段は見えない部分だからこそ、職人としての実力が出る場所と言えるでしょう。
再工事を確実に減らす職人の考え方とは
漏れトラブルをゼロに近づけるためには、技術も大切ですが、それ以上に影響するのが“姿勢”です。どれだけ経験豊富な職人でも、確認を怠ればトラブルは簡単に起きます。逆に言えば、丁寧なチェックを積み重ねている職人はトラブルがほとんどありません。
再工事が少ない職人に共通しているのは、小さな違和感を見逃さないことです。
フレア面の微妙な歪み、ドレンのわずかな段差、保温材の隙間。その違和感に気づけるかどうかが、仕上がりの質を大きく左右します。
そして、何より時間を惜しまない姿勢です。数十秒の確認が、大きな損失を防ぐことにつながります。
まとめ
ガス漏れ・水漏れ・結露といったトラブルは、エアコン工事において永遠の課題です。しかし、原因を理解し、一つひとつの工程で丁寧さを積み重ねることで、その多くを防ぐことができます。再工事を減らすことは、自分の技術を守り、元請けやお客様から高い評価を得るための近道です。職人としての価値は、こうした細かい部分で決まると言っても過言ではありません。
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