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【現場の命を守る選択】エアコン工事とフルハーネスの新常識

2025.07.01ブログ

エアコン工事の現場では、屋根上や外壁といった「高所」での作業が日常的に発生します。そして、こうした現場での安全確保がより一層重視されるようになったのが、2022年から本格施行されたフルハーネスの着用義務です。

この制度がスタートしてから、現場では何が変わったのか。実際の職人たちの意識や行動、そして会社として取り組むべき安全対策について、今あらためて考えてみたいと思います。


義務”ではなく“守るための備え”としてのフルハーネス

 

フルハーネスの装着が義務化された背景には、長年にわたる墜落事故の多さが挙げられます。特に建設業や設備工事業では、高所作業中の事故が毎年のように発生しており、命を守るための道具としてフルハーネスは必要不可欠とされるようになりました。

従来使われていた胴ベルト式の安全帯では、転落時に腰部への負荷が集中し、内臓へのダメージや骨折のリスクが高いという課題がありました。一方、フルハーネスは全身で衝撃を分散させる構造になっており、墜落時でも重症化のリスクを抑えられる仕組みです。

実際に、現場での落下事故の件数は、義務化後に徐々に減少傾向を見せています。数字だけでなく、職人一人ひとりの安全意識の変化こそが、この制度の本当の成果なのかもしれません。


エアコン工事における高所作業のリアル

 

エアコン工事といえば、1階の設置だけと思われがちですが、実際には2階建て住宅の壁面への設置や、屋根上への室外機置き、配管の取り回しなど、かなりの頻度で高所作業が発生します。

とくに夏場の繁忙期には、1日に何件も現場をまわる中で、「あと1件終わらせたいから急ぎたい」と思うこともあるでしょう。しかし、だからといって安全対策を怠れば、ほんの数秒の油断が命取りになります。

現場での安全帯装着はもちろん、アンカーの設置場所や、周囲の足場の状態確認、作業前ミーティングでの注意事項共有など、細かい積み重ねが「事故ゼロ」の現場をつくっていくのです。


現場で求められる“プロ意識”の変化

 

この義務化を機に、現場の雰囲気も変わってきました。以前は「ベテランだから慣れてる」「こんな装備は邪魔になるだけ」といった声も聞かれましたが、今では年齢問わずほとんどの職人が当たり前にハーネスを装着し、安全確認をするようになっています。

弊社でも、現場に入る前の段取りとして、フルハーネスの状態確認やアンカー設置位置の打ち合わせを行い、作業中も必ず2名以上での安全監視体制を敷いています。こうした仕組みが現場の安心感につながっており、「この会社の現場なら安心して働ける」と思ってもらえる理由のひとつになっています。

フルハーネスは“装着義務”ではなく、“仲間を守るためのルール”と捉えることが、今後のプロフェッショナルとしての当たり前の姿だと感じています。


安全意識の高さが信頼を生む時代

 

最近では、量販店や元請け側からも「安全意識が高い業者を優先して仕事を出す」という流れが強まってきています。単純な施工スピードや価格競争よりも、「現場を安全に、丁寧に仕上げること」が評価される時代にシフトしているのです。

つまり、事故を防ぐための取り組みは、“自分の身を守る”だけでなく、“仕事の安定”にもつながります。どれだけ技術があっても、事故が起きれば現場から外されてしまう。それが今の現実です。

弊社ではこうした流れを見越して、新人・ベテラン問わず定期的な安全研修を実施しており、ハーネスの使用法から高所作業のリスクまで、実践的に学べる仕組みを整えています。


これからの現場で生き残るために

 

業界全体としても、今後はより高度な安全管理が求められるようになります。すでに大手建設会社では、スマートデバイスを用いた転落防止システムや、作業員の動きをAIで監視するシステムの導入が進み始めています。

エアコン工事の業界でも、こうしたテクノロジーに対応できる体制を整えておくことが、これからの時代を生き残るための必須条件になってくるでしょう。

安全に対する姿勢は、設備や制度だけでなく、「日々の行動と意識の積み重ね」がつくるものです。高所作業は危険がつきものですが、それを正しく理解し、対応することで事故は防げます。そして、事故のない現場は、信頼される現場でもあるのです。


最後に:安全を軽視しない職人と、安心を届けるチームを目指して

 

フルハーネス義務化という制度は、一見すると「面倒」「縛られる」と感じるかもしれません。しかし実際には、自分の命を守り、仲間を守り、さらに会社の信用を守るための“武器”とも言える存在です。

だからこそ私たちは、この変化をチャンスと捉え、「安全第一」を徹底する文化をチーム全体で築いています。

もし、こうした安全意識の高い環境で仕事がしたい、あるいは事故のない現場を一緒につくっていきたいという思いがある方は、ぜひ一度ご連絡ください。本当に安心して仕事ができる現場とは、技術と同じくらい“安全”が大切にされている場所なのです。


 

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