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エアコン工事ってこんなに聞かれる!お客様からよくある質問とプロの答え方
2025.07.15ブログ
エアコン工事の現場では、設置や配管、電源や設置場所などについて本当にさまざまな質問を受けます。
それもそのはず、エアコンは生活インフラに関わる設備でありながら、工事内容は見えにくく、専門性が高い部分も多いからです。
今回は、実際の現場でお客様からよくいただくお問い合わせやご相談に対して、どのように対応しているか、そしてその背景にある考え方についてお話ししたいと思います。
これからエアコン工事を依頼しようと考えている方や、業者としてお客様との対応に悩んでいる方にも参考になるはずです。
「エアコンってどこでも取り付けできるんですよね?」
この質問は非常によくいただきます。
部屋の中にコンセントがあり、スペースさえあればどこでも設置できると考える方も多いのですが、実際はそう簡単ではありません。
まず第一に、室内機の取り付け位置と配管の取り回しが重要です。
ドレンホースの勾配が確保できない場所、配管が極端に長くなってしまう構造、屋外機との距離があるなど、さまざまな制約があるからです。
また、コンセントの種類にも注意が必要です。エアコンの機種によっては専用の200Vコンセントが必要なケースも多く、ブレーカーや電圧容量の確認も不可欠です。
お客様には「室内機は設置できますが、配管や電源の都合で追加工事が必要な可能性があります」と、現地調査の段階でしっかりお伝えするようにしています。
「壁に穴を開けられるのがちょっと不安なんですが…」
こちらもかなり多いご相談です。
一戸建て、マンション、築年数が浅いお宅では特に慎重になられる方が多く、「壁に穴を開けてまで設置するのはちょっと…」というお気持ちはとても理解できます。
私たち業者としても、穴あけ作業には細心の注意を払っています。
建物の構造をしっかり確認し、筋交いや柱などの構造材を避けて位置を決定し、スリーブ処理を行った上で防水・防音処理も忘れません。
また、壁に穴を開けること自体を避けたいというご希望がある場合は、「配管カバーを屋内に伸ばす」「既存のスリーブを活かす」「屋外の取り回しを工夫する」といった代替案もご提案しています。
このように、単に「開ける・開けない」ではなく、どうすれば美観と機能を損なわず施工できるかをプロとして提案することが、お客様からの信頼につながると感じています。
「この配管って部屋の中を通るんですか?」
部屋の間取りや建物の構造によっては、室内配管が必要になるケースもあります。
特に、ベランダがなくて屋外機を通す出口が取れない場合や、マンションの規約で外壁に配管が出せない場合などが該当します。
室内配管になると、見た目の印象が変わってしまうこともあり、「目立ちませんか?」「音は大丈夫ですか?」というようなご質問をいただくことがよくあります。
この場合は、配管カバーを使用して部屋の雰囲気に馴染むよう施工することや、防音材を併用してドレン排水音を軽減する工夫も行います。
そして何より、お客様に「室内配管になる理由」と「他の方法では難しいこと」を丁寧に説明することが大切です。
施工方法の選択肢が限られるときこそ、どう伝えるかで印象が大きく変わります。
丁寧な対応が、のちのトラブル回避にもつながります。
「室外機はどこに置けばいいですか?」
エアコン設置で避けて通れないのが、室外機の置き場所の問題です。
ベランダが狭い、外に面していない部屋、屋根しかスペースがないなど、都心の住宅では特に多いご相談です。
室外機の設置方法には、床置き、壁掛け、屋根置き、天吊りなどさまざまなバリエーションがあります。
ただしそれぞれにメリットとデメリットがあるため、現地調査を通して最適な設置場所を一緒に検討するようにしています。
たとえば、壁掛け設置はスペースを有効活用できますが、躯体強度や振動の影響を考慮しなければなりません。
屋根置きの場合も、風の影響やメンテナンス性、架台の耐久性などに注意が必要です。
「単に置けるかどうか」ではなく、将来的なトラブルを回避できるかどうかを見据えた提案が求められます。
「冷えない・音がうるさい」など、工事後のフォローも大切
取り付け後の数日〜数週間で、「ちょっと冷えが弱い気がする」「風の音が気になる」などのご相談が入ることがあります。
こういったご連絡は、エアコン本体の初期不良だけでなく、設置環境によって生じる微妙な違和感が原因の場合もあります。
たとえば、日当たりの強い部屋で冷えにくい、室内機の前に家具があって風の流れが遮られているなど、ちょっとした生活環境の違いで体感温度に影響が出ることもあります。
このようなときは、再度訪問の上で空調の流れをチェックし、設定の見直しや設置位置の調整を行います。
そしてなにより、「工事が終わったから終わり」ではなく、「何かあればすぐ対応できる体制」があるということをお客様に感じてもらうことが大切です。
まとめ:お客様の声に耳を傾けることが、仕事の質を決める
エアコン工事という仕事は、単なる設備工事ではなく、「お客様との信頼関係」があって初めて成り立つ仕事です。
技術やスピードももちろん大事ですが、それ以上に求められるのが、「どれだけ安心してもらえるか」。
お客様からの質問や相談には、可能な限りわかりやすく、誠実に対応することを徹底しています。
わかりにくい専門用語は使わず、例え話や実物の写真を使って伝えるなど、工夫次第で伝わり方はまったく変わります。
私たちの業界にとって、「お客様の声」は単なるクレームや要望ではなく、次の仕事に生かすためのヒントそのものです。
その一つひとつを丁寧に拾い上げていくことで、信頼される業者として成長していけるのだと日々実感しています。
この度は、株式会社リアライトのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社の社名「Realite」は、「達成・実現する(Realization)」と「協力や団結(Unite)」を組み合わせた造語で、
協力業者様や取引先様と協力し、共に目標や夢を実現していくという思いが込められています。
私たちは、ただ現状に満足するのではなく、常に未来を見据え、協力業者様や取引先様の皆様と共に成長し続けていくことを目指しています。
近年のエアコン工事業界はニーズの変化や法改正により、目まぐるしい速さで変化していますが、その変化に柔軟に対応し、協力業者様や取引先様と力を合わせ共に成長することで、未来に向けた新しい価値を創り出すことを目指しています。
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