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フレアを直しても再発するのはなぜ?|ガス漏れ対応で“漏れた場所”だけ見ない考え方

2026.02.25ブログ

エアコン工事の現場でガス漏れ対応をするとき、最初に疑う場所としてフレア接続部が挙がるのは自然なことです。実際、接続部は不具合の出やすいポイントですし、そこを確認する流れ自体は間違っていません。ただ、ここで注意したいのは、フレアを直しただけで「原因を解決した」と思い込んでしまうことです。

現場では、漏れた場所と漏れた理由が同じとは限りません。たとえば、実際に冷媒が抜けていたのは接続部でも、そこに負担をかけ続けていた原因は配管の取り回しや固定方法にあった、ということは普通に起こります。こうしたケースで漏れた箇所だけを直して終わると、一度は復旧しても、また時間が経ってから同じような不具合につながりやすくなります。

この話は、単に技術ミスを責めるための話ではありません。むしろ、現場の精度を一段上げるための考え方です。再訪問を減らし、取引先やお客様からの信頼を守るためには、目の前の漏れ箇所だけではなく、その背景まで見にいく視点が重要になります。今回は、ガス漏れ対応で見落としやすいポイントと、再発を防ぐための現場での見方について、少し深く掘り下げていきます。


「漏れた場所」と「漏れた理由」を分けて考える

ガス漏れ対応でいちばん大切なのは、最初から原因を一つに決めつけないことです。現場で急いでいると、どうしても「ここから漏れているなら、ここを直せば終わり」と考えたくなります。もちろんスピードは大切ですが、それだけで終わると再発しやすい現場が出てきます。

たとえば、フレア部で漏れが確認された場合でも、そのフレアが最初から悪かったのか、施工時や運転中に別の負担がかかって悪化したのかで、対応の仕方は変わってきます。もし配管が無理な角度で接続されていたり、接続後に戻ろうとする力がかかっていたりすれば、フレアを作り直しても、同じ力がかかる状態のままではまた不具合につながる可能性があります。

この視点を持てるかどうかで、再発率はかなり変わります。現場で本当に強い業者さんは、漏れた場所を直すだけで終わらず、「なぜそこに負担が集まったのか」を確認しています。この一手間が、次のトラブルを防ぐだけでなく、施工全体の品質を上げることにつながります。


再発しやすい現場に出やすい“無理な状態”とは何か

時間差で不具合が出る現場には、施工直後には目立ちにくい“無理な状態”が残っていることがあります。見た目は収まっていても、内部では接続部に力がかかり続けている、という状態です。これが厄介なのは、その場では冷えるし試運転も通るため、表面上は問題がないように見えることです。

よくあるのは、配管を合わせる段階で無理に寄せてしまっているケースです。スペースが狭い現場や既設の条件が厳しい現場では、理想的な取り回しが難しいことはあります。ただ、その中でもどこに負担が残るかを意識しないまま接続してしまうと、運転中の振動や温度変化で接続部にじわじわ負担がかかり、数週間後や数か月後に症状として出てくることがあります。

また、配管の固定や支持が甘いと、室外機側の振動の影響を受けやすくなります。室外機は設置条件によって振動の出方が変わりますし、設置面や架台の状態によっても伝わり方が違います。こうした影響が長く続くと、最初は問題がなかった接続部でも、時間差で弱い部分から不具合が出ることがあります。つまり、ガス漏れを減らすには、接続作業単体ではなく、現場全体のバランスを見る必要があるということです。


施工直後に問題がなくても安心しきれない理由

「試運転で冷えているから大丈夫」と判断したくなる気持ちはよく分かります。現場数が多い時期ほど、ひとつの現場をしっかり終わらせて次に進みたいですし、目の前で正常運転していれば安心感もあります。ただ、ガス漏れのような時間差トラブルは、施工直後の正常だけでは読み切れないことがあります。

エアコンは取り付けた後に、運転停止と運転再開を繰り返しながら、温度差や圧力変動を受け続けます。さらに、室外機は振動を伴います。施工時には静止した状態で問題がなくても、実際の使用環境で負荷がかかることで、接続部や配管まわりの弱い部分が表面化することがあります。ここを理解しているかどうかで、施工後確認の視点が変わります。

施工後確認を「漏れていないかの最終チェック」だけにすると、どうしてもその瞬間の状態しか見ません。しかし、再発を減らすためには、「この取り回しで運転中も無理が出ないか」「この固定状態で振動を拾いすぎないか」といった、少し先を想像した確認が必要です。ここまで見られる業者さんは、同じ作業時間でも内容の濃さが違いますし、結果としてトラブルが少ないです。


ガス漏れ対応で差が出るのは、修理技術より“原因の切り分け”

ガス漏れ対応というと、どうしても修理そのものの手際や技術に目が向きがちです。もちろん、修理技術は大前提として大切です。ただ、現場で差が出るのは、修理の速さだけではなく、どこまで原因を切り分けられるかという点です。

再発しやすい対応は、漏れ箇所だけを処置して現場を閉じてしまうパターンです。一時的には復旧しても、負担の根本が残っていれば、また同じような不具合が起きます。すると再訪問が増え、現場数の多い時期ほど自分の首を絞める形になります。逆に、最初の対応で原因まで整理できると、再訪問が減って結果的に効率が良くなります。

この「切り分け」の力は、経験だけでなく、普段の考え方でも鍛えられます。症状を見てすぐ結論を出すのではなく、現場条件、施工状況、配管の取り回し、固定状態、過去の傾向をセットで見ていく習慣があると、診断の精度は上がっていきます。こういう対応ができる業者さんは、取引先から見ても安心感があります。単に作業が早いだけではなく、トラブル対応まで任せられる存在として評価されやすいからです。


再発防止につながる現場の見方を持つと、仕事の質が変わる

ガス漏れの再発防止は、不具合対応の話で終わりません。実は、日々の施工の質そのものを上げる入口になります。なぜなら、再発しやすい原因を知っていると、最初の施工で「ここに無理を残さないようにしよう」という意識が自然に働くからです。

たとえば、接続しやすい位置関係を先につくる意識、接続後に配管が戻ろうとする力を残さない意識、振動の影響を受けやすい部分を落ち着かせる意識などは、すべて再発防止の視点から生まれます。こうした積み重ねが、時間差のトラブルを減らし、結果として現場全体の安定感につながります。

そして、こういう仕事は表面上は目立ちにくいですが、必ず評価されます。再訪問が少ない、クレームが少ない、対応が丁寧、原因の説明が分かりやすい。こうした評価は、繁忙期の案件の振り方や、継続的な仕事量にも影響しやすいです。エアコン工事は体力やスピードだけではなく、こうした“見えない精度”で差がつく仕事だと、私は強く思います。


まとめ

ガス漏れ対応で本当に大事なのは、漏れた場所だけを直して終わらないことです。フレア接続部は重要な確認ポイントですが、そこだけを見てしまうと、配管の取り回し、応力、固定、振動といった再発の原因を見落とすことがあります。時間差で出る不具合ほど、この見落としがそのまま再訪問につながりやすくなります。

だからこそ、「漏れた場所」と「漏れた理由」を分けて考える視点が必要です。この考え方が身につくと、トラブル対応の精度が上がるだけでなく、最初の施工から再発しにくい組み立て方ができるようになります。結果として、現場品質が上がり、信頼も積み上がっていきます。

同じガス漏れのテーマでも、フレア加工の話だけで終わらせないブログは、現場をしっかり見ている印象が伝わりやすいです。技術の話としても価値がありますし、仕事の姿勢まで伝えられる強いテーマです。別媒体に載せる内容としても、十分に差別化しやすい一本になると思います。


 

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