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倒れる前にやるべきこと──現場で働くエアコン職人が夏を乗り切るための心得
2025.05.23ブログ
夏の現場作業は、想像以上に過酷です。とくに私たちエアコン工事に携わる職人は、屋外作業や天井裏など、高温・高湿度な環境で長時間作業する機会が多く、体調への負担は相当なものです。
毎年、熱中症で救急搬送される人のニュースを耳にしますが、これは決して他人事ではありません。むしろ、現場で働く者にとっては身近なリスクであり、しっかりと向き合うべき課題なのです。
この記事では、「夏の体調管理」をテーマに、熱中症対策の基本と、現場で実践できるセルフケアのコツを紹介いたします。
体が資本のこの仕事。無理をせず、長く現場で活躍し続けるために、今一度ご自身の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
「大丈夫」の油断が一番危ない
夏場になると、職人の間では「暑いのは当たり前」「これくらいは我慢できる」といった声がよく聞かれます。
確かに、私たちは体力勝負の仕事をしているため、自分の身体に対して過信してしまいがちです。
しかし、実際に倒れてしまった仲間の多くが「まさか自分が」という気持ちを口にしています。熱中症は、体力がある人ほど重症化する傾向もあるため、油断は禁物です。
ある日、現場で一緒に作業していた協力業者の方が、急に座り込んで動けなくなったことがありました。
その方は普段から元気で無欠勤の頼れる存在でしたが、その日は「頭が重くて、汗も出ない」と言い出し、顔色も真っ青。すぐに日陰で休ませ、水と経口補水液を飲んでもらい、ようやく回復しましたが、あのまま無理をしていたらと思うとぞっとします。
体調管理は「休憩のとり方」で決まる
熱中症の予防で最も大切なのは、「適切なタイミングで休憩をとること」です。
とくに真夏の作業では、30〜40分ごとに5〜10分程度の小休憩を入れることが推奨されています。
それでも「時間に追われていて、なかなか休めない」という現場も多いでしょう。しかし、倒れてしまえば、その日の作業はすべて止まります。結果的に納期が遅れるだけでなく、信頼にも関わるのです。
最近では、現場ごとに「熱中症指数（WBGT）」をアプリで確認するケースも増えています。
この数値を目安に休憩時間を見直すことで、無理のない作業配分が可能になります。
また、空調服やネッククーラーの導入も効果的です。これらは一見コストがかかるように感じられますが、熱中症で1日動けなくなるリスクを考えれば、安い投資だと言えるでしょう。
水だけでは足りない、塩分とミネラルの大切さ
夏場に水分補給をしていても、熱中症になるケースは少なくありません。
その理由の一つが、塩分やミネラルの不足です。
私たちは大量に汗をかくことで、体内のナトリウムやカリウムといった重要な成分も失ってしまいます。その状態で水だけを補給しても、体内のバランスは崩れてしまい、むしろ危険な状態になることもあります。
現場では、スポーツドリンクや経口補水液、塩タブレットなどを常備することをおすすめします。
とくに長時間作業が続く日には、1〜2時間ごとに補給しておくと安心です。
また、意外と見落とされがちなのが「朝食」です。朝食を抜いて現場に入ると、エネルギー不足により体温調整がうまくいかず、熱中症にかかりやすくなります。暑い夏こそ、しっかり食べることが予防への第一歩です。
周囲と声を掛け合える現場づくりを
一人親方や個人で動いている協力業者の方にとって、一番怖いのは“気づいてくれる人がいない”ことです。
だからこそ、私たち全員が「お互いに気づき合う意識」を持つことが大切です。
例えば、「ちょっと顔色悪くない？」「水飲んだ？」という何気ない一言が、仲間の命を救うことにもなり得ます。現場の空気として、「無理をしない」「暑い日はいつもより慎重に」という文化が根づけば、事故やトラブルは大きく減らせるはずです。
とくに私たちのようなエアコン工事の協力業者ネットワークでは、長く続けていただくことが何よりも大切です。
そのためには、仲間同士で支え合い、健康を守り合う姿勢が不可欠です。
最後に──健康でなければ、仕事は続けられない
どれだけ技術があっても、経験が豊富でも、体調を崩してしまえば現場に立つことはできません。そして、体を壊してしまえば、信頼も収入も失われかねません。
「体調管理も仕事のうち」と考えることは、現場でプロとして生きるための基本です。
今後、私たちの現場で一緒に働いていただく協力業者の皆さんにも、そうした意識を持っていただければと思っています。
この度は、株式会社リアライトのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社の社名「Realite」は、「達成・実現する（Realization）」と「協力や団結（Unite）」を組み合わせた造語で、
協力業者様や取引先様と協力し、共に目標や夢を実現していくという思いが込められています。
私たちは、ただ現状に満足するのではなく、常に未来を見据え、協力業者様や取引先様の皆様と共に成長し続けていくことを目指しています。
近年のエアコン工事業界はニーズの変化や法改正により、目まぐるしい速さで変化していますが、その変化に柔軟に対応し、協力業者様や取引先様と力を合わせ共に成長することで、未来に向けた新しい価値を創り出すことを目指しています。
だからこそ、私たちは「Realite」という考えのもと、未来に向けて皆様と共に団結し、協力業者様や取引先様の皆様にとって弊社と取引をして良かったとご満足いただけるよう、日々さらなる高みを目指し、決して立ち止まることなく突き進んでまいります。
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