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失敗から学んだ教訓!土壁・コンクリート壁でのエアコン工事で気をつけたいこと
2025.10.01ブログ
想像以上に崩れる土壁の落とし穴
エアコン工事をしていると、思わぬ場面で自分の技術力が試される瞬間があります。そのひとつが土壁の工事です。初めて土壁に穴を開けたときのことは今でも鮮明に覚えています。ボード壁のようにスムーズにいくと思い、普段通りの感覚でドリルを入れたところ、予想以上に壁が脆く、内側からごっそり崩れてしまいました。気づけば壁紙にまでダメージが広がり、お客様に説明をしながら補修を余儀なくされました。その場をどうにか収めましたが、工事前に「土壁は崩れるリスクがある」と説明していなかった自分を悔やんだ出来事です。以来、土壁では慎重さを何倍にも高め、補修材や養生を多めに用意して現場に入るようになりました。
コンクリート壁は力任せでは突破できない
土壁と正反対の性質を持つのがコンクリート壁です。強固で丈夫な一方、工事人にとっては時間も体力も削られる難敵です。振動ドリルやコアドリルを使用しても、分厚い壁に当たると簡単には貫通できません。さらに騒音と振動が大きく、集合住宅や商業施設では必ず近隣への配慮が求められます。私があるマンションで工事を行った際、管理組合から「騒音を伴う作業は午前10時から午後4時までのみ」と制限されており、限られた時間での施工を強いられました。硬いコンクリートに苦戦しつつ、時間を気にしながら進めるのは精神的にも大きなプレッシャーでした。この経験から、工事前に規約や環境をきちんと確認し、段取りを細かく計画することの重要性を実感しました。
鉄筋に阻まれた穴あけ作業
コンクリート壁で避けて通れないのが鉄筋の存在です。探知機で事前に位置を確認しても、完全に把握できるわけではなく、実際にドリルを進めてみて初めて当たってしまうこともあります。私も過去に予定の位置で作業ができず、急遽別の場所に変更を余儀なくされたことがありました。その際、お客様に「ここでは安全に施工ができないため、少し位置をずらす必要があります」と丁寧に説明し、理解を得た上で作業を進めました。こうした場面で、ただ作業を変更するのではなく、理由をきちんと伝えることがお客様の安心感につながります。難工事ほど技術だけでなく、説明力や対応力が問われるのだと痛感しました。
工事人が気を配るべき粉じんと養生
コンクリート壁の工事では粉じんも避けられません。特に室内や共用部で粉が飛散すると、お客様や住民からのクレームにつながります。私自身、一度廊下に粉じんが残り、管理人さんから厳しく指摘を受けたことがあります。そのときは掃除に時間をかけて解決しましたが、それ以降は養生と集塵機の準備を徹底するようになりました。粉じんを残さないことは、単なるマナーではなく工事人としての信頼に直結します。工事が終わった後、現場を見たお客様から「ここまできれいにしてくれるんですね」と感謝の言葉をいただけたときには、努力が報われたように感じました。
土壁・コンクリート壁に挑む心構え
難工事物件に直面すると、正直に言えば「できれば避けたい」と思うこともあります。しかし、その一方で、こうした現場こそ自分の成長につながる貴重な機会でもあります。土壁では崩れを防ぐ慎重さや補修力が磨かれ、コンクリート壁では工具の扱い方や近隣への配慮、スケジュール管理能力が鍛えられます。経験を積めば積むほど、自分の中に引き出しが増え、次の現場で落ち着いて対応できるようになります。そして何より、お客様に「この人なら安心して任せられる」と感じてもらえることが、工事人として一番の財産になるのです。
信頼を築くために必要なこと
難工事を成功させるための鍵は、技術力だけではありません。準備、説明、安全管理、この三つを徹底することが最も重要です。事前にリスクを伝えることでお客様との信頼関係が築け、作業後の清掃や養生を丁寧に行うことで「またお願いしたい」という気持ちを持っていただけます。私は何度もこうした難しい現場を経験してきましたが、その度に自分の技術だけでなく、人としての対応力も試されているのだと感じます。難工事を避けず、誠実に取り組む姿勢があってこそ、長く続けられる仕事になるのだと確信しています。
まとめ
土壁やコンクリート壁でのエアコン工事は、予想外の崩れや硬さ、鉄筋や粉じんといったさまざまな障害が待っています。しかし、それらを一つひとつ乗り越えることで得られる経験は、他では得られない貴重な財産です。失敗から学び、次に活かす姿勢が自分を成長させ、信頼される工事人へと導いてくれます。難工事は避けたいものではなく、むしろ挑戦すべき場面。そこにプロとしての真価が表れるのだと思います。
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