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現場で差がつく!エアコン室外機の正しい設置とクレームを防ぐための工夫

2025.06.10ブログ

エアコン工事の現場では、どうしても室内機の位置や配管ルートに意識が集中しがちです。
もちろんそれも大切なポイントですが、最終的にお客様の満足度に直結するのは、実は室外機の設置状態だったりします
たとえば、「うるさい音がする」「設置後すぐに傾いてきた」「室外機の周りが水浸しになっている」といったクレームは、ほぼすべてが室外機の設置方法に起因します。

今回は、室外機をどこにどう設置するかによって、どんなトラブルを防げるのか。現場で実際にありがちなケースを交えながら、音や振動、雨対策についてしっかり解説していきたいと思います。


地面設置の“簡単そうで落とし穴が多い”ポイント

 

「とりあえず地面に置いておけばいい」と考えがちですが、これは油断大敵です。
地面置きで一番ありがちなのは、防振ゴムなしでブロック直置きにするパターン。この状態だと、室外機の運転時に生じる細かい振動がブロックに伝わり、室内にまで音が響くことがあります。

また、地面が未舗装だったり、柔らかい土のままだと、時間とともに沈み込みが起こることも。
これによって室外機が傾いてしまい、配管に負荷がかかってガス漏れやドレンの逆流といった二次トラブルを引き起こす恐れがあります。

そのため、設置面が土であればしっかりと転圧・整地を行い、ブロックの下にもプレートを敷くなどの一工夫が重要です。
防振ゴムを忘れずに挟み、水平をきっちり確認するのも基本中の基本です。

さらに、雨が降った後に水が跳ねて壁や室外機本体が泥だらけになるというケースも多く、水はね防止のプレート設置や設置場所の排水状況チェックも忘れてはいけません。


壁面設置は“強度と振動”が命

 

壁面設置は省スペースかつ見た目もスッキリしますが、そのぶん施工精度が問われます。
まず、取付用の架台を固定するアンカーの位置と材質選定が非常に重要です。
適当に打ってしまうと、年月が経ってから室外機が落下するという大事故にもつながりかねません。

さらに、壁面設置では振動が壁を伝って室内に響くケースも少なくありません。
共振を避けるために、架台と壁の間にワッシャーやゴム製スペーサーを挟むだけで、伝わる音が格段に減少します。

加えて、ビスをしっかり締め付けすぎると逆に壁にストレスがかかるため、適度なトルクで締めることも大事なポイントです。見た目が良くても、壁内で振動が響くようではお客様に不快感を与えてしまいます。

また、雨が直接かかる場所では簡易の雨除けカバーやドレン排水の処理を工夫することも必要です。
雨水が壁を伝って黒ずんだり、基礎に浸み込むといった問題を防ぐためにも、排水の流れを読んでおくことが肝になります。


屋根設置は“安全第一”と“耐風性の確保”がカギ

 

屋根の上に室外機を設置する場面はそれほど多くはありませんが、マンションの最上階や、設置スペースがまったく取れない物件などでは避けて通れない選択肢になります。

この場合、一番重要なのは高所作業に対する安全対策です。簡易脚立でなんとか設置しようとするのは非常に危険で、足場や安全帯を必ず準備することが求められます

また、屋根材が瓦だった場合、うっかり割ってしまえばその場でトラブルになる可能性も。
設置の際には架台の足をなるべく荷重分散できるよう設置し、可能であれば防振マットを併用するのが理想です。

さらに、屋根設置で見落とされがちなのが強風による転倒・飛散リスクです。
特に台風シーズンには注意が必要で、しっかりアンカー固定したうえで、ワイヤーなどでの転倒防止処置を取ることで安心感が生まれます。


最後に:現場の「気遣い」がリピートにつながる

 

室外機の設置って、正直なところ「見えにくい仕事」です。でもだからこそ、丁寧に仕上げた現場と、雑に終わらせた現場では、数か月後に大きな差が出ます。お客様からの「最近なんか音が気になるんだけど……」という問い合わせが増えれば、結果的に自分の仕事の信頼にも影響してきます。

それを防ぐために、ちょっとした気遣い――たとえば設置の水平、雨水の流れの処理、振動対策のゴム一枚――こうした一手間が後々の信頼に変わっていくのです

どんなに忙しい時期でも、室外機の設置を「ただ置くだけ」にせず、一つひとつの現場に対して自分の名前を刻むようなつもりで向き合っていくこと。それができる業者こそが、仕事が絶えず、評価も上がり続ける存在になっていきます。


 

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